豊野まちづくり委員会・委員長 平澤薫里(かおり)さん

「豊野まちづくり委員会」は、「令和元年東日本台風(19号)で被災した豊野地区住民の心の復興を支援し、自分たちの手でまちの未来を創り出そう」という思いから昨年7月に組織されました。今年度委員長に就任した平澤薫里さんは、「住民一人ひとり、それぞれの思いを持っているはず。それを引き出し、まとめ、つなげていくのが私の役目」と快活に話します。

爽やかな笑顔が印象的な平澤さんですが、先の台風で新築からわずか4年の自宅が大きく被災。その惨たんたる光景に絶望感が押し寄せました。でもすぐに気持ちを切り替え、未来に意識を向ける生活を決意しました。

父親所有の大型トラックで自宅の片づけが周りより早めに終わると、すぐに支援者として動き始めました。中学3年の時に豊野に移住して幼なじみと呼べる人はおらず、多くの人とつながりたいという思いもありました。「とよの福向チーム集楽元快」の活動、「防災交流センターの検討委員会」の立ち上げなどを経て、豊野まちづくり委員会への参加と今回の委員長就任につながります。

「行政だけに頼らない、住民が一体となって取り組んでこそ豊野の未来がある」と確信する平澤さん。「委員会のことを知らない人もいる。認知を進め、まちづくりに興味関心を持ってもらうためにも、住民アンケートを取ることから始めたい」と話します。災害時に受けた心の傷や、今後の暮らしへの不安が払拭できてこその復興完了。そのために何より必要なのが「人と人とのつながり」だと何度も口にしました。

プロフィール
豊野在住。大学院卒業後は長野市のソフトウェア開発会社にシステムエンジニアとして入社。現在は、 ITエキスパート、メディカルトレーナーの資格を活かした「Koko※Karak※Reset」を運営。夫、中学生と小学生の娘の4人家族。

(記事初出:市民協働サポートセンター発行「機関紙まんまる」2023年秋号)

▼豊野まちづくり委員会についてはナガクルの下記の記事から