このたび、住友生命が助成する第12回「未来を強くする子育てプロジェクト」で、ＮＰＯ法人食育体験教室・コラボ(通称コラボ)が『スミセイ未来賞』を受賞しました。
障がい児支援・こども食堂運営や学習支援・環境団体など晴らしい活動をする団体が受賞しています。まさか受賞できるなんて夢にも思いませんでした。連絡を頂いたときは電話口で、嬉しさと驚きで何度も「ありがとうございます」とお辞儀をした私です。
この賞は、子育て支援活動を表彰するもので、今年度は２２０組の応募があり、選考委員による厳選な審査を経て、12組の受賞者が決定しました。
コラボの活動ミッション(使命)は「子ども達が未来を自らのチカラで生き抜くための術を身につけるお手伝い」としてきました。自然の中で生きることの素晴らしさを、子どもたちに伝えたい。お母さんたちに『子育ては楽しい』と感じてほしい。畑や田んぼをフイールドに農と食を結びつけて、体験型食育事業を行っています。特徴は、子どもと親と地域の方々と連携することで「笑顔あふれる活動」であること。子どもたちは自信と積極性を、親は見守ることの大切さを学んでいくことです。
もともと私自身の子育てが出発点であり、わが子と一緒にやってみたいことを試行錯誤で始めた活動です。一年一年多くの親子連れが共に体験するようになりました。行政や企業の支援も得て、専門性ある理事の知恵と即戦力で活発化してきました。各イベントにはボランティアも駆けるようになり、最初は参加者だった子どもたちがスタッフとして応援してくれるようにもなりました。
将来は、田畑・キッチン・食堂を備えた「アグリキッズパーク」をつくり、生産（農業）から、食べる（調理）までの流れを体験・実践でき、誰かと食べる（過ごす）喜びを感じられたらと考えています。
そのためにもみなさんの支援や協力が必要です。この受賞をきっかけに、地域の子育てを楽しく、子どもたちの未来を明るくできたら嬉しいです。ぜひ子どもたちの自信に満ち溢れた笑顔をコラボに見に来てください！ お待ちしています。
執筆: 特定非営利活動法人 食育体験教室・コラボ理事長 飯島美香
長野市民新聞 ＮＰＯリレーコラム「空ＳＯＲＡ」2019年3月16日掲載
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