長野の学生がSDGs達成へ 7つの活動を発表

2月9日「信州高大生応援フェス2020」を清泉女学院大学東口キャンパスで長野県NPOセンターが開催、高校・大学生、起業家など約121人が集まりました。


午前中は学生が学校の枠を超えて集まり、国連の持続可能な開発目標SDGs(エスディージーズ)に取り組む活動をしてきたユースリーチ事業の報告をしました。


上田と長野市で開催した相互理解を目的とした人権イベント「ヒューマンライブラリー」に取り組んだ長野大学4年の笠原弘江さんは「偏見をもたずに人と接することを学んだ」と話しました。ゴミ拾い等に取り組む「モザイク」の代表で長野高校生徒会長の北村優斗さんは「学生や大人が話し合える場を運営してきた。日本海岸や太平洋岸でもゴミ拾いをしたが、海外からのゴミが目立ち、日本だけの問題じゃない」と気づいたと語りました。

今回のイベント運営は高校生のグループFourth Placeが担当しました。


今回のイベント運営を行ったのは、高校生の居場所Fourth Placeを立ち上げるグループ。代表で日大付属高校1年の中澤貫太さんは「まちの中に学校や学年を超えた居場所を準備している」と発表。昨年10月の水害の被災者支援のために「高大生災害情報共有会議」を開催し、被災地で学習支援などの活動をしている旨を説明しました。

SDGs達成に向けた学生のアクションプラン「ユースリーチ」は、来年の活動に向け寄付を募っています。寄付はこちらから


また、ながの協働ねっと主催の高校生大学生がボランティア企画体験をする「地域まるごとキャンパス」事業についても学生が発表し、エシカル(倫理的)消費や、こどもの居場所など、地域のNPOと共に活動した経験を学生が話しました。

マツコの知らない世界にも登場したポップコーン起業家の 渋川駿伍さんの自由で独創的な生き方に参加した学生は感化された様子です。

午後は起業家の渋川駿伍さんの講演や学生を中心に社会課題についてグループディスカッションを行いました。同事業は来年度も継続予定です。

学生の参加者やメンター関係者で最後に記念撮影しました

執筆:ナガクルデスク 寺澤順子 (長野市民新聞 市民とNPOのひろば 2020年3月3日掲載 )

ナガクルは国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGs(エスディージーズ)に賛同しています。この記事は下記のゴールにつながっています。