長野で大高生がSDGs実現へ行動をスタート

高校生や大学生が学校の枠を越えて地域課題に挑む事業「ユースリーチ」は4年目に入りました。今年のテーマは国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)に向けて行動を起こすことです。

6月15日には、市内で企画会議を行い、信大や長野大、日大付属や長野高校など10校から約30人が集まりました。

まず、NPO法人長野県NPOセンター事務局次長の小林達矢さんが講師となり「SDGs de 地方創生カードゲーム」を行いました。行政や企業、NPOなどの役割を持ち相互に協力しながら、事業達成していくという仕組み。自分の行動が地域全体にどうつながるのかを実感しました。

振り返りでは「自分の事業の目的を周りに説明したら、人材やお金を提供してもらえた」「経済がよくなっても環境や住みやすさが後退した」などの感想が出ました。

後半は美容室りんごの木グループ代表の島田良さんを講師に、事業作りをしました。

「コラボする力、主体性、自分の価値やビジョンが社会全体にどうつながるかが大事」と強調。環境保全、まちづくり、福祉・人権、国際理解、子ども・教育の5つのテーマに別れアクションプランを考えました。途中、他のグループとの情報共有や人材交流の必要性にも気づき、進めました。

具体的な事業として多様な生き方の人の話を聞く「ヒューマンライブラリー(人間図書館)」の開催、気軽に語り合える若者の居場所づくりなどがあがっています。

長野市民新聞 「市民とNPOのひろば」2019年7月2日掲載

ナガクルは国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGs(エスディージーズ)に賛同しています。この記事は下記のゴールにつながっています。