信州オーガニック議員連盟 結成、NPOとコラボに期待

~ 市民団体と取り組んで! ~

  熱意ある職員と栄養士さん、市民団体の方々
取り組めば成功します!
そう語る、安井孝氏。
                                                                                                                           
「どうやったら、今治市のようにうまくできるのでしょうか」
講演参加者の一議員からの質問の答えである。
 

愛媛県今治市。
「いただきまーす!」「ご馳走様でした!」
元気な声が聞こえる学校給食。
 
この言葉を「食べ始め、食べ終わり」の号令ではなく
子ども達にきちんと意味を伝えている。
これにかぎらず、市独自に食育の副読本を作成、活用。
加えて、教師向けにその指導書も作成。
統一した指導ができるようにしている。
 このような事例を含め、
学校給食から始まった「地産地消で食育のまちづくり」の30年を
信州オーガニック議員連盟結成後の学習会で
今治市産業部長:安井孝氏が語った。





~ 信州オーガニック議員連盟が結成される ~

 

2020年2月4日長野市にて
「信州オーガニック議員連盟」準備会合が開催され、
名称、規約を承認し正式に結成された。
 
昨夏8月26日に長野県有機農業推進プラットフォーム
キックオフイベント」時に出会った議員が、
翌月9月16日に開催された「ママ、これ食べても大丈夫?Ⅲ」に
再び集まり、山田正彦元農水大臣の話に刺激を受け
「長野県でみんなで何かできたらいいね」と
話し合ったことから始まった。
 
有志数名で、「緩やかに情報共有できるネットワーク」の仕組みを考え
本日の会合への参加を呼びかけた。
 
 
 

~ 安全な農産物と食品を、安心して食べられる環境実現~

  
規約目的は次を掲げる。


 
世界的な課題であるSDGs(持続可能な開発目標)の達成と
市民の健康長寿および子どもたちの健やかな成長を願い
豊かな長野県の自然環境のもとで育てられ、
遺伝子操作技術化学物質などを用いない
安全な農産物と食品を安心して食べることができる
環境の実現をめざして緩やかなネットワークを構成し、
政策提言と社会的な活動を推進することをもって
市民の生活向上と地域の持続的な発展に寄与すること。
 

~ 今後の活動 ~

 
会の代表者等の役職等は定めず、県歌「信濃の国」の4つの平、
松本(中信)、伊那(南信)、佐久(東信)、善光寺(北信)を
順に会場として
該当地域内の参加議員で世話役を設け、
学習会、課題持ち寄り意見交換会、現地視察など
各地域の特色ある活動をしていく。

~ 結成への期待 ~

 

長野県内の自治体議員で賛同者数49名の内、36名が当日参加。
一般にも参加を開放し30名(内、報道関係5社)が傍聴。
 
有機農業議員、農業経験議員もおり、
結成までの協議の中「給食を有機野菜にしたい」と語る議員や、
安井氏の講演後の質問では、
「条例(今治市食と農のまちづくり条例(平成18年施行)
改正はあったのか?
(答:15年先を見据えて作成したので途中改正はなし:安井氏)など、
活発に行われ関心の高さが伺えた。
 
今後の信州オーガニック議員連盟の活動に注目したい。
 
(文責:ソーシャルライター 野菜ソムリエプロ:増田朱美)







ナガクルは国連が提唱する
「持続可能な開発目標」SDGs(エスディージーズ)に賛同しています。
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