NPO法人スポーツコミュニティクラブ東北 事務局長・藤牧敏子さん

「子どものころからスポーツに縁がなくて、運動音痴で・・・、体育も大嫌いだった」という藤牧敏子さん。結婚・出産後、家族の勧めでスポーツジムへ通うようになってエアロビクスに出会い、インストラクターの資格を取得。市内のスポーツジムで講師を務めるようになりました。

長野市立東北中学のプールの前で

平成12年、息子さんの通う東北中学校区で、スポーツコミュニティクラブ東北が発足します。学区内でエアロビクスを教えられる人を探していた同クラブから藤牧さんに声がかかり、学校の体育館で地域の人たちにエアロビを教えることに。

クラブは、「スポーツで地域をつなげたい」を合言葉に、地区内のスポーツ仲間が立ち上げた総合型地域スポーツクラブで、身近な地域で年代を超えさまざまなスポーツに参加できる取り組みです。平成14年、活動の拠点として東北中学校の施設を借りることになり、常駐のスタッフが必要というのを聞いて藤牧さんは自ら手を挙げました。それ以来、事務局の仕事を担っています。

平成24年にNPO法人化。一時は「NPOになって意味があるのかな?一人一人が楽しめばいいのでは?」と思ったこともあったとか。でも、今は「スポーツは社会の隙間を埋められるもの。福祉や教育とも観光とも連携できる」と感じています。

最近は、柳原交流センターの健康体操の講座でも講師を務めています。講座に来る地域の人たちは、「集まって、みんなで体を動かして、おしゃべりしたり交流するのが楽しいんだと思う」と藤牧さん。子どもから大人まで、地域の皆さんがスポーツを楽しめる機会を提供する活動にやりがいを感じています。
 
プロフィール
長野市朝陽地区出身。柳原地区在住。家族は夫、
息子、夫の父の4人家族。
趣味は、愛犬と出かけること、本を買うこと。      。

NPO法人 スポーツコミュニティクラブ東北
〒381-0004
長野県長野市大町大曲945 東北中学校内
TEL 026-296-9918

(記事初出:市民協働サポートセンター発行「機関紙まんまる」2019夏号)