須坂市を楽しく住みやすくしたい「妄想会議」30人が激論!

「須坂市を住みたいまちにするために、予算のことは考えず、とにかく妄想しましょう!」と話すのは、「妄想会議」司会を務めるフリータレントの小林知美さん。高校生からシニアまで須坂市民を中心に約30人が2024年11月24日、須坂駅前のシルキーホールに集まりました。

「妄想会議」の主催は中央地域づくり推進委員会。2回にわたって開催し今回はその1回目で、2回目は12月15日、須坂市生涯学習センター3Fで予定されています。

名司会の小林知美さんは、須坂市在住のタレント

今回企画を担当したのは祝井一幸(通称:カズ)さん。カズさんは愛知県出身で2021年に須坂市へ移住し、2022年に「あっぷさいくる蔵部」を設立して空き工場やリサイクル品を利用した交流スペース「あっぷさいくるラボ」を運営しています。「お金がなくても、いらなくなったものを再利用したり、助け合い、知恵を出し合えば、なんでも実現できる」とこれまでにない生き方を提唱・実践しています。

妄想会議の最初に、カズさんを含む8人が須坂市でやりたいアイデアを宣言ました。

1.エンタメで須坂市を活性化したい
2.国際交流で外国の文化を近くに感じたい
3.アートで観光のまちにしたい
4.子育て世代や関わる人が楽しめる仕組みを
5.子どもからシニアまでみんなの学校を作りたい
6.地域スポーツで須坂市を盛り上げたい
7.シニア世代の男性の「ゆる〜いおっさんの会」を作りたい
8.ナンパのできるまちに、若い人の流入を

集まった市民は10代から70代までユニークな人ばかり

それぞれのリーダーのテーブルに関心ある人が集まり、2回に分けて内容を練り最終的に6グループになりました。「学校を作りたい」をテーマとしたカズさんのテーブルには、議員、アーティスト、高校生、子育て中のママ、子ども食堂運営者など、延べ7人で、こんな学校があったらいいなとアイデアを出し合いました。

保育園のような絵や物を作って遊ぶクリエイティブな学校、軽音部などの部活、理不尽さや逃げ道など生き方の授業、誰でも作って食べてOKな畑、いつでも行って話せる場、100人友達を作りたい、多世代交流イベント、妄想会議を頻繁に、子ども食堂などなど、ユニークな発想がどんどん出てきました。「学校と市民との交流」がキーポイントに。カズさんは宿題として、友達100人作るためのLINE登録、子ども食堂のクラファン立ち上げ、プチ妄想会議開催という3つの宿題を宣言しました。

途中と最後に各グループの具体的なアイデアの発表がありました。それぞれのグループに「交流」という共通のゴールが見え、たがいに応援し合う雰囲気が生まれました。次回までに各グループが目標のために何か活動しよう!と、下記の通り、宿題を発表して終了しました。

各グループのまとめです。関心ある人はぜひ応援を!

筆者もカズさんのグループに参加しました。須坂市とその近辺に住む、とてもユニークで行動力のある人たちに出会えます! 何か楽しいことが起こる予感。

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取材・撮影/ナガクル編集デスク 寺澤順子