認定NPO法人フードバンク信州は、コロナ禍拡大に対応して「子ども応援ブロジェクト」を実施しています。その一環として、8月21日には、45の家庭に食料を発送しました。
食品のロスと、貧困家庭への支援を同時に解決することを目的としたフードバンク信州は、2016年に設立。子どもの相対的貧困率が7人に1人という現状に対処するため、18年からモデル地区を決め子ども応援事業をスタート。夏休みなどの長期休暇に小学生のいる家庭に食糧支援を行ってきました。昨年度は延べ690世帯に送付しました。
「今年は、コロナ禍で、子どもが家にいる時間が増え、年間を通して支援が必要となっている」と話すのは理事で事務局長の美谷島越子さん。地域の企業や行政や社会福祉協議会や地域企業などの協力で今年度は8月16日までに約5トン、2万700点が集まっています。
今年度は長期休みに限定せず、7月から2カ月ごとに全県を対象に募集をかけ、随時発送しています。8月7日には約100世帯に送りました。対象者は、コロナの影響などにより、家計が厳しい小学生のいる家庭です。
「自分のできることをやりたい」「がんばってと、心を込めて詰めている」と箱詰めをしながら、ボランティアやスタッフ。心の通った食料支援をモットーに活動を進めています。
※小学生のいる家庭で食料が必要な方は下記のチラシを見て、専用フォームから申し込むことができます。なお、キャンペーンは2021年2月まで継続して開催していますので、11月以降はフードバンク信州のホームページで確認してください。