被災地支援「年末だよ!餅つき大会」(長野市豊野)

 
「よいしょぉ!」「よいしょぉ!」
会場に近づくと聞こえてきた掛け声。
杵と臼、熱々のもち米の湯気が
冷えた空気の中、ふわりと白く広がる。
 
 家庭ではあまり行われくなって久しい餅つきだが
正月を前に子孫繁栄・家の繁栄等を願いされてきたもの。
近年は年末年始、イベントでの実施も多い。
 
久しぶりに寒さ厳しく冷え込み、
うっすら雪化粧の12月28日、長野市豊野。
「まちの縁側 ぬくぬく亭」の炊き出しにて実施された。

もち米は23kg用意され、
運営側の予想を大きく上回り200人以上が来場した。
 「まちの縁側 ぬくぬく亭」は、台風19号で被災された、
特に在宅避難されているみなさんの
寄り合う場としてトレーラーハウスを場として設置された。



日々の管理は、社会福祉法人 賛育会 豊野事業所が行う中、
長野市社会福祉協議会長野県社会福祉協議会豊野住民自治協議会
長野県災害時支援ネットワーク長野市災害ボランティア委員会
NPOレスキューストックヤード名古屋災害NGO結(ゆい)
豊野学園 豊野高等専修学校 等(順不同)の
団体が協力して運営している。
 
この会場は、もともと炊き出しをしていた場。
話し合いを重ねた中、
「餅つきをみんなでやろう!」  
被災した場所を炊き出しの場として提供。
現在、この塾は、この場では教室はしていない。
  火を炊き、羽釜でもち米を蒸す 
持ち帰り用の餅。
振る舞い用のきなこ餅。
手編みの靴下カバー。
お正月らしい柚子。
 
大学生「ユースリーチ」4人は焼き芋のお手伝いも !
  高校生「ユースリーチ」4人は呼び込みも ! 
 幼子も家族と一緒に。
「火を見れば、それだけでも暖かくなれるね!」
  「縁起ものだから、みなさんも餅つきしてね!」の声に
続々とみなさんも餅つきを。
  会場いっぱいの人、ひと。
笑顔で語る姿は、寒さも忘れる様子。
 
 

にぎやかな場となり、運営側はみなさんは、
「大勢集まってくれて嬉しい」と。

その中、「この会場に来れない人も少し心配」との声も。



 被災の皆さん、運営の皆さん、それぞれに語る場にもなった
年末だよ!餅つき大会



(文責:ソーシャルライター 野菜ソムリエプロ 増田朱美)

 

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