NPO法人 エコライフ・プロジェクト信州(愛称:エコしん)の活動/浅田栄蔵

平成27年にスタートした「NPO法人 エコライフ・プロジェクト信州(愛称エコしん)」の活動は、お陰様で今年10周年を迎えます。事業の方針は「自然環境の保全と高齢化社会の福祉と健康長寿及び地域コミュニケーションを主とした安心安全の街づくりの実現」です。

「エコしん」は社会貢献を目的にした部会と健康増進を目的とした部会を合わせると15部会あります。 社会貢献の部会は「安心安全部会」「通学路見守り部会」「公園等保全部会」「高齢者支援部会」「エコしん野菜市部会」などがあります。私だけでなく多くの方がいくつもの部会の活動を普通に掛け持ちしています。

健康増進を目的とした部会は「ラジオ体操部会」「はつらつ体操部会」「健康歌クラ部会」「健康マージャン部会」「健康マレット・ゴルフ部会」等があります。

「エコしん」の構成員は正会員と準会員を合わせると今年100名を超えました。この中で最も活発に活動している「エコしん野菜市部会」の活動について紹介します。

「エコしん野菜市」は当初から川中島駅前付近にある学習塾の駐車場を時間で借り、冬場を除き、毎週月曜日と木曜日の週2回午前10時に開いています。

スタップは毎回15人ほど、出品者は自分の畑で採れた野菜、花、果物の他に採取してきた山菜などを組み立てたたくさんの机の上に並べます。お客さんは本町区に住む高齢の常連客がほとんどで、午前9時ころから集まり始め歓談。開店15分前にはラジオ体操を全員でやっています。5分前には内覧をし、開店して10分位で完売になるという盛況ぶりです。

「エコしん野菜市」に集まったお客さん(赤いエプロン姿はスタッフ)

世の中には、様々な組織に関与しなくても良いという風潮が蔓延していると感じます。高齢化、少子化社会の現代にあって、国から社会保障(年金・医療・介護等)を受け、健康で長生きしている私たちは支えられるだけではなく、これまでの経験を生かして体が動くうちは、少しでも世のため人のために働き、社会に貢献することが長寿社会の義務だと信じております。今後も体が続く限りエコしんの皆さまと共に進んで喜んで働いて参ります。

     執筆:NPO法人 エコライフ・プロジェクト信州 理事長 浅田栄蔵
     初出:長野市民新聞 NPOリレーコラム「空SORA」2025年7月掲載