多くの学校で例年とは違う形態で文化祭が実施されている中
長野市立長野中学校では、全校生徒参加で
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を学んだ。
8月27日、延期されていた璃翔祭(非公開)内で、生徒会企画として
Let’s play SDGs と題し
次の3テーマが用意され、外部の専門のファシリテーター先導でスタート。
SDGs地方創生(カードゲーム)・SDGs2030(カードゲーム)・
SDGs寄付の教室®(ワークショップ)
こちらを発案したのは生徒会役員のひとり。
昨年参加した、長野市内の中学校生徒会役員が集まる
「生徒会サミット」で、他校がSDGsを勉強したことを知り、
自身の学校でも実施したいと企画。
職員会、生徒会と説得し、他の生徒会役員と共に内容を練り
今回の開催にこぎつけた。
「SDGsというものを知ってもらい、
考えるきっかけになって欲しい」
各班のメンバーは学年が混合。
SDGs地方創生、SDGs2030は、各班メンバー同士のコミュニケーション及び
他の班メンバーとの交渉しながら、
地方創生に取り組む自治体や、
社会課題の解決を目的としたNPO・NGO・ソーシャルベンチャーの
「行政と市民による協働」を体感しながら、
地方創生がうまくいっているケースと
そうでないケースの違いや、課題などは何かを理解していた。
SDGs寄付の教室®は、発表を聞き意見を交換しながら、
寄付について理解することのみならず、
「自らの多様な価値観に基づいて、寄付先を選ぶ」ことと
「楽しみながら寄付の成功体験をすること」を学んだ。
3時間30分と長時間にも関わらず、
終了後は笑顔の生徒が多いのが印象に残る。
SDGs地方創生 に参加した生徒の感想を一部紹介する。
「最初は協力することが少なかったが、
後半、協力することが大切だということがわかった」
「くやしい!あまりにも、
自分が今まで地域に貢献していなかったことを
はっきり思い知らされた」
「もう一回、このカードゲームに参加してリベンジしたい!」
「地方創生が難しいということがよくわかった」
「みんなでワイワイ楽しかった中、
SDGsが自分ごとにできたことが良かった」
「今まで人にお願いをせず、自分ひとりでするタイプだったが、
考え方を変え、人と一緒に活動する」
「今日のこの学びは、文化祭らしい活動でした。
強化学習にも入れいていきたい」
とは、副校長の感想。
楽しみながらも、課題等を体感できた中学生。
今後の活動に大いに期待したい。
(文責:ソーシャルライター 野菜ソムリエプロ:増田朱美)
ナガクルは国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGs(エスディージーズ)に賛同しています。
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