開業から僅か6年、保育園8か所、女性の起業支援、学生の学び支援など多方面に事業展開する山岸さん。
小布施町の農家の後継ぎに生まれましたが、一国一城の主を目指し26歳で飲食店を起業します。経営は順調でしたが、「商売はお金がすべて?何かが違う、満たされない。もっと人に認められる仕事を」と感じていました。
そんな時、地域活動やまちづくりなど、人のために働く人の姿に感動。非営利の世界に惹かれます。あるきっかけから30歳で小布施町町議会議員になり2期8年務める中で、持続的社会には若い人の力が不可欠、長野に移り住んで子どもを育てようと思う町にしなければ次世代につながらないと強く感じました。
そのために開くイベントはどれも一過性で終わってしまい、ビジネスでないと持続性がない。アイデアを募ろうと開いたビジネスプランコンテストで、ある農家からの有機野菜を使った保育施設の再生事業提案に
そうだ!都会の人も移り住むようなまちづくりを保育園から始めよう!
待機児童問題から国が保育園整備に動いたこともあり、事業の拡大につながってきました。
山岸少年はやんちゃでしたがアニメの影響でクールに憧れ、寡黙な中学生に変身しました。若いころを振り返ると「もっと学んでおけばよかったと後悔する。これからも学びを追求したい。いつか大学院に入って、日本の将来を考えている人たちとのネットワークを作りたい。その先に・・・」。
夢を語りますが、次々と実現させてしまうのが山岸さんらしいところです。
団体情報
一般社団法人信州子育てみらいネット
長野市西三才2280-1 TEL262-1572
URL https://chiikihoiku.net
プロフィール
長野市在住 41歳 散歩と読書にはまっています。
(記事初出:市民協働サポートセンター発行「機関紙まんまる」2022年春号)