ナガクル編集室では、飯田市で初めて9月19日、広報講座を企画開催しました。コロナ禍とあって、講師は東京からオンラインでの講義となりました。また、参加団体は3団体と少人数で行いました。
この講座は、ナガクルを全県のNPOに知ってもらい、登録し広報ツールとして役立ててもらうためのものです。NPO法では、NPO法人は自分たちの定款や事業報告書を広く公開しなければなりません。しかし、なかなか自分たちのホームページを立ち上げたり、維持更新する人材確保が難しいというのが、ナガクル立ち上げの際にとったアンケート調査結果からも明らかでした。
そこで、日本財団が運営するCANPANサイトのブログや団体登録機能を活用してもらい、提携したナガクルにも自動読込掲載できるというシステムを構築したのです。
講師は、日本財団のCANPANサイト企画運営に関わった、吉野真佐代さんです。企業やNPOへのIT支援の専門家として広く活躍しています。講義では、Facebook、ツイッター、Youtube、インスタなどのSNSが、どの年代層に多く使われているのか。SNSを利用してブログやホームページにどう誘導するか。また、ナガクルのようなローカルなコミュニティサイトの存在についても、登録し利用することで自分たちの団体の信用性が担保できること。また、有効に多くの人の目に触れるためには、こうしたコミュニティサイトとの連携が不可欠であることなどを話しました。
参加したのは、「NPO法人どんつく」「NPO法人里山ベース」そして「NPO法人くらりnet」です。やはり、人材不足であることも話題に上がりました。例えば、ホームページを作っても担当者が辞めてしまうと滞ってしまうなどの意見が。学生や安価でのサービスの活用などの提案もありました。
最後にCANPANサイトへの登録体験をしました。ブログに関しては日本財団の提供で広告が出ないシステムになっていることなどが紹介されました。
今年度は佐久市で11月14日の午後、同様の講座を開催予定です。
会場のエス・バードは、旧高校の体育館や教室を利用して、「産業振興と人材育成の拠点」として、企業や市民に広く開放しています。コロナ禍だからこそ、Wi-Fi設備の整った会場を借りました。
(報告:ナガクル編集デスク 寺澤順子)