NPO法人しごとのみらい 竹内義晴さん

新潟県妙高市に生まれ、高校進学と同時に上京。その後自動車メーカーに就職しましたが、チーム内のコミュニケーションに疑問を持ち始めたことや以前から気にかけていた実家を継ぐために帰郷。

これまでとちがう世界を見たいとIT企業へ転身。顧客の要望を聞きながら作り上げていく仕事に「生涯この仕事をしていたいと思うほどはまった」と言います。

しかし、ずっと現場で仕事をしたいと転職した先で社内の人間関係や環境にストレスを感じ、心身共に疲弊します。同時に、周りでもこうした状況に悩んでいる人がいることに気づき、「どうしたら前向きに仕事ができるか」と考え、コミュニケーションについて必死に勉強。

それを実践すると、仲間の表情が明るく変化する様子を目の当たりにし、人の成長を支援することに達成感を感じたそうです。また顧客から「竹内さんたちのチームがいるから工場が回るんです」と声をかけられ、心底嬉しかったことを今でも覚えています。

その後キャリア支援、人材コンサルタントを主として独立。さらに社会性を持った活動にしたいと、NPO法人しごとのみらいを設立。コミュニケーションを良くし職場が変わればすべてが変わると、人材育成やコーチングなどの研修を行っています。

今は東京のサイボウズ株式会社に在籍しつつ、妙高山麓都市農村交流施設ハートランド妙高の非常勤職員として、楽しく働く方法の1つ“ワーケーション”を誘致しています。

3つの仕事は、手段は違えど目指す方向は同じ。「もっと楽しく仕事をしよう」をより多くの人が実現できるよう、働き方の未来に向かい挑戦し続けています。

注意:ナガクルは長野県内のNPOを対象としていますが、今回の竹内さんは長野県を活動の範囲としており、「ながの協働ねっと」の会員でもあるため掲載しています。

プロフィール/ たけうちよしはる 新潟県妙高市で3世代同居中。バイクと刺身が好きな49歳。
団体情報/NPO法人しごとのみらい 〒949-2105新潟県妙高市毛祝坂141 

(記事初出:市民協働サポートセンター発行「機関紙まんまる」2020秋号)